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仕事や人間関係、生活環境などの外部からのさまざまな刺激で心や体に負担がかかることで、心身に歪みが生じることをストレスといいます。
ストレスといえば、いやな出来事や哀しいことによって起こると思いがちですが、結婚、昇進など本人にとってはうれしい出来事でも環境の変化という意味ではストレスになることも少なくないため、いっけんストレスとは関わりがなさそうな喜ばしい出来事でもストレスの引き金になることもあるので、「何となく調子が悪い」といった心身の不調のシグナルを見逃さないように心がけておくことが大切です。
ストレスは、不眠やうつ(鬱)といった精神的な問題から、胃痛や頭痛、下痢・便秘、さらには胃・十二指腸潰瘍など内臓・消化器に至る問題まで、心と体に様々なかたちで不調を引き起こします。
わたしたちの身体は、自律神経の交感神経と副交感神経の2つの神経によってコントローされています。 脳からの命令で、この2つの神経に指令が送られ各臓器の活動亢進と活動抑制を行います。1つずつの臓器に対して交感神経と副交感神経がセットで配置されており、この2つの神経のバランスにより、呼吸や血圧、消化、排泄、体温調節などの各臓器の働きを調整しています。
交感神経は脈拍や呼吸の促進といった活動的になるための臓器への指令を送る働きが主体で、副交感神経は睡眠・消化吸収など休息や回復にかかわる臓器への指令を送る働きが主体です。
交感神経と副交感神経は拮抗的(シーソー関係:交感神経が働けば副交感神経は休む/交感神経が休めば副交感神経は働く)に働くため、
交感神経が活発に働いている時には頭や身体が冴えわたる状態で精力的に活動が行われる一方で休息や回復がおろそかになるため身体は消耗していきます。
副交感神経が活発に働いている時には休息や回復が随時行われているため眠たく活動的にはなれません。
ストレスによって交感神経が働き「攻撃」または「逃避」のための準備をおこない活動的になるため、副交感神経が働いている時(リラックスしているとき)におこなわれている「休息・回復」「消化吸収」などの身体を癒す働きに手が回らなくなるので、長期間にわたってストレスを受け続けると体中の貯えが使い果たされてクタクタのボロボロになってしまいます。
長期間のストレスの結果として不眠やうつ(鬱)といった精神的な問題から、胃痛や頭痛、下痢・便秘、さらには胃・十二指腸潰瘍など内臓・消化器に至る問題まで、心と体に様々なかたちで不調を引き起こします。
「このくらい大したことないから大丈夫」という言葉を耳にすることがありますが、もしもあなたがストレスを感じやすいタイプの人ならば注意をしてください。
ストレスは強度(強さや大きさ)よりもストレスを受けた回数や期間が脳や身体に強く影響します。
これはストレスを管理している脳が刺激(ストレス)の強度(強さや大きさ)を記憶できず、おもにストレスを受けた回数を記憶してしまう傾向にあるからです。
なので、ストレスを感じやすいあなたは「このくらい大したことないから大丈夫」と小さなストレスを侮っていると後々大変なことになります。ちなみに鬱(うつ)になりやすい人はこのタイプの『断れない』タイプの人です。
以上の流れから、ご想像いただけると思いますが、ストレスとうまく付き合うには『不必要にストレスのある場所に近づかないこと』です。
必要に迫られてストレスを感じることをしなければいけないことも多いと思いますが、その場合もなるべく短く済ませることです。(※ストレスを感じた後のストレス解消のための衝動買いやヤケ食いは何のストレスの解消にもなりません。下手をするとストレスの上塗りになるだけです)
ストレスにかかわる問題は各個人のおかれている状況の受け取り方や感じ方でも大きく変わるため、自身の置かれている状況を一歩引いた視点から冷静に見つめる心がけが必要です。(詳しくは“オステオパシーとは”をご覧ください)
もし、あなたがこのページの中で何かあてはまるものがあるならば早めの対処が必要です。
こにしきよあき治療室では心療内科での勤務経験を生かした独自のストレスケアをおこないます。
ストレスで「寝付けない方」「落ち込んでいる方」「胃が痛い方」「頭が痛い方」は、まずは当治療室のクラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨調整)と内臓・隔膜調整を受けてみてください。
きっと、明日は元気になれます。
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