骨を中心に関節・靭帯などで構成される骨格は筋肉の収縮によって動かされています。
筋緊張のバランスの崩れや関節運動軸のズレが起こらない限り筋骨格は負担なくスムーズに動きます。
筋緊張のバランスの崩れや関節運動軸のズレが起きても最初の崩れやズレが小さいうちは筋力を使って上手く崩れやズレをカバーして日常生活を送ることが出来ます。
しかし、これらの異常をそのままにして見過ごしていると靭帯や腱にもダメージを与えて引き伸ばしてしまうためユルユルで不安定な関節を作ってしまい、ギックリ腰や寝違いの原因となります。
さらに長い間、関節運動軸のズレが続くと関節面にある軟骨がこすれ合い傷付け合い形が変わってしまうため変形性関節症になって、ヒドイ場合は外科手術の対象になります。
当治療室で行う骨格矯正はオステオパシー理論に基づいて手による優しい治療を骨・関節に加えて変化を感じ取りながら無理なく最適な状態に調整していきます。
関節運動軸が整っただけで筋緊張のバランスが整うこともありますが、引き伸ばされてしまった靭帯や腱はスグには戻らないため同時に特別な処置を行うことが再発予防の観点から重要になってまいります。