手首の骨折(コレス骨折)のギプス固定終了後、1か月経過しても指の動きがほとんど戻らなかった60代女性。
固定が長引いたことも災いして筋肉が縮んで硬くなることで神経を圧迫する神経絞扼障害(回内筋症候群)を起こしており、神経・筋機能の著しい低下と癒着があり、指を曲げると激しい痛みがともなう状態で痛みにも過敏な状態でした。
1回目の治療
特殊鍼療法で過敏な状態からの脱却に集中した治療をおこないました。
2~5回目の治療
治療では特殊鍼療法と神経と筋の癒着除去をおこない、動作時の痛みはほぼなくなりました。
4回目の治療
運動療法も取り入れていくことで指の動きは90%以上が回復したため、4回目より苦手動作の克服のため積極的に家事などの日常作業をこなしてもらい運動の微調整をおこないました。
現在は2週に1回のペースで残りの10%の動きの回復に励んでおります。
手・肘・腕の痛みを起こす問題は「ケガの固定など “しばらく使わなかったため”起こるもの」と、「仕事・家事・スポーツなどで“使い過ぎたため”起こるもの」にわかれます。
どちらの問題に対しても筋・筋膜・関節の治療を得意とするオステオパシー治療は有効です。合わせて鍼治療もおこなうことで手では届きにくい骨の際にある筋肉の治療がおこなえるため動きやすさと安定感の両方をいちどに取り戻す治療が可能になります。
動きやすさと安定感の相反するふたつの能力を回復させる治療を一手におこなえるのは当治療室のみです。手・肘・腕の痛みでお困りの際はお気軽にご相談下さい。
今ご覧いただいている
こちらは旧ホームページです。
詳しくは新ホームページ
をご覧ください。