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上腕二頭筋長頭腱炎

2018.11.05 | Category: 肩の痛み

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上腕二頭筋長頭腱炎

ご存知でしたか?
肩以外の場所が肩の痛みを作ってしまうことがあるって?

  • 肩の前側が腫れてきた
  • お尻を拭くときに肩が痛い
  • 手を挙げる最初の動作が痛い
  • お風呂に入るとズキズキうずく
  • 痛みで荷物を持つことが出来ない
  • 利き手が使えないので仕事にならない
  • 肘を曲げると痛いので片手で過ごしている
  • 買い物カゴを持てないのでスーパーに行けない

肩が痛いと言われると通常ならば肩関節の周りを温めて・電気をあてて・マッサーして・ストレッチする治療所が多いと思います。
しかし、今回お話しする上腕二頭筋長頭腱炎は温めると痛みが増悪する疾患で、病状が進行している場合はストレッチすると腱が切れてしまうため細心の注意が必要です。場合によっては医療機関での受診をお願いすることもあります。

上腕二頭筋とは

上腕二頭筋には長頭と短頭の二つの筋腹があります。上腕二頭筋の長頭腱は肩甲骨から始まり肩の前側(上腕骨:腕の骨)にある溝(結節間溝)を抜けて肘に向かって走行しています。
この溝のところで何らかの理由によって摩擦が強く起きるようになって炎症を起こすようになると、上腕二頭筋長頭腱炎になります。
肩の前側に痛みが現れ、腕を頭上にあげる動作や後ろ手で背中をかく動作で鋭い痛みを感じることが多いです。

検査

ヤーガソンテスト

手のひらを下に向けて前にならえをした状態から手のひらを上に返す動作をおこなう。
この時、検査する人は手のひらを上に向けにくいように抵抗をかける。
肩の前側に痛みが出ると上腕二頭筋長頭腱炎の可能性が高くなります。

スピードテスト

手のひらを上に向けて前にならえした状態の手を下に押します。
肩の前側に痛みが出ると上腕二頭筋長頭腱炎の可能性が高くなります。

治療しないでほっておいたら?

骨でできている硬い結節間溝に線維状の軟らかい上腕二頭筋長頭腱が擦れ続けると柔らかい上腕二頭筋長頭腱は削れては炎症を起こして、炎症を起こしては削れるの繰り返しで、痛み続けた挙句に腱が切れてしまいます。

治療には専門知識が必要です

上腕二頭筋長頭腱炎の治療は専門的な知識があればさほど難しいものではありません。
しかし、上腕二頭筋長頭腱は肩の筋肉の奥にあり、他にもたくさんの筋肉・腱があるため正確な触診が必要なため、これを的確に治療できる施術家はほとんどいません。

上腕二頭筋長頭腱炎の治療は週に何回も整形外科・整骨院・鍼灸・マッサージ・整体院に通院することでも痛み止めの薬やサプリメントを飲むことでもありません。
ただ肩をマッサージしても背骨を治療してもたいした効果は期待できません。
そのときは気持ちがよかったり、少し楽になって治った気がすることがありますが、上腕二頭筋長頭腱炎が治っているわけではありません。そのため、すぐに痛みが再発します。
ここまでのお話をご覧下さったみなさまなら、辛くて面倒なストレッチやヨガなどは炎症が起きている関節にさらに負担をかけてしまうので上腕二頭筋長頭腱が炎症で腫れて激痛になって治療をさらに困難にしてしまうため、もってのほかだということは説明の必要もないことだとお分かり頂けると思います。

的確に原因を的確に見つけ出し治療する

どこに行っても改善しない上腕二頭筋長頭腱炎の原因である、上腕二頭筋長頭腱と結節間溝の摩擦による方の痛みを改善させるために最も重点を置く必要がある所は肘関節です。
肘関節は上腕二頭筋が止まっている関節で肘を曲げる動作に上腕二頭筋が使われるため、肘関節を理解して的確に治療する必要があります。

肘関節を治療することで上腕二頭筋長頭腱の緊張が緩和して結節間溝部分での摩擦が少なくなります。その結果、肩の前側にあった痛みがその場で改善するのです。

当治療室では、“肩の痛みの原因を的確に見つけて治療”することにより、あなたの長びくツラい肩の痛みを確実に改善いたします。

どこに行っても肩の痛みが改善しない方、手術しかないと宣告されてしまった方など、肩の痛みで手術を選択する前に一度ご相談ください。

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